ハニカムエコスクリーンの選び方
断熱・セルサイズ・採光/遮光・操作方法を実例写真で解説
ハニカムエコスクリーンは「断熱性」「光の通し方」「セルサイズ」「操作方法」の順に決めると選びやすくなります。 NORMAN® ハニカムエコスクリーンは、蜂の巣状の空気層を持つ生地で窓まわりの熱の出入りを抑えながら、採光・遮光・プライバシー・操作性を住まいに合わせて選べるオーダーメイドスクリーンです。 この記事では、実例写真を見ながら失敗しにくい選び方を整理します。
ハニカムエコスクリーンとは?
ハニカムエコスクリーンは、生地の断面に蜂の巣のような空気層をつくる窓まわりスクリーンです。 この空気層が窓ガラス付近の熱の移動を抑えるため、一般的なフラット生地のスクリーンとは異なる構造上の特長を持ちます。
- 構造
- 蜂の巣状のセルに空気層をつくるスクリーン
- 生地素材
- 100%ポリエステル不織布
- 生地カテゴリー
- レース・採光・遮光など
- セル構造
- シングルセル / ダブルセル。BBモデルは専用38mmシングルセル
- 主な使い方
- 断熱・保温、日差し対策、採光、遮光、プライバシー調整
ハニカムエコスクリーンはなぜ断熱・保温に向いている?
理由は、生地内部にできる 空気層 です。 空気は熱を伝えにくいため、窓と室内の間に空気層をつくることで、夏は外から伝わる熱を抑え、冬は室内の暖気が窓から逃げるのを抑える働きが期待できます。
断熱性能は数値で確認できる?
NORMAN®では、第三者機関による断熱性能・保温性能の試験を実施しています。 現行の公式カラー情報では、遮光無地生地の断熱効果率は 73.1〜82.3%、 保温効果率は 51.9〜60.9% とされています。
※性能値は生地・セルサイズ・設置条件などで異なります。 公式の断熱・保温性能試験は、遮光無地 / 45mmダブルセルを条件として一般財団法人 日本繊維製品品質技術センター 福井試験センターで実施されています。 数値だけでなく、実際に選ぶ仕様の性能表示をご確認ください。
シングルセルとダブルセルの違いは?セルサイズはどう選ぶ?
断熱性をより重視するならダブルセル、見た目や窓サイズとのバランスを重視するならシングルセルも含めて比較 します。 NORMAN®の通常ラインでは5種類のセルサイズがあり、窓の大きさや求める性能で選択できます。
| セル | 特徴 | 選び方の目安 |
|---|---|---|
| 25mmシングル | 細かなプリーツ | 小窓や繊細な見た目を重視する窓 |
| 45mmシングル | 標準的で汎用性が高い | 窓サイズや部屋を問わず比較しやすい基本サイズ |
| 45mmダブル | 空気層が二重 | 断熱・保温性能を優先したい窓 |
| 62mmシングル | 大きく伸びやかなプリーツ | 掃き出し窓など大きな窓 |
| 62mmダブル | 大きな二重構造 | 大開口で断熱性と存在感を両立したい場合 |
※電動BBモデルは上記5種とは異なり、専用の38mmシングルセルです。 選択可能なセルは操作タイプ・生地・製作寸法によって条件があります。
採光・遮光・レースはどう選ぶ?
生地は「明るさを残すか」「外からの視線をどこまで抑えるか」「就寝時に暗さが必要か」で決めます。 色より先に生地カテゴリーを決めると、選択肢を整理しやすくなります。
| 生地 | 向いている使い方 | 確認したい点 |
|---|---|---|
| レース | 景色や自然光を活かしたい | 夜間の外からの見え方。単独で選べない仕様があります |
| 採光 | まぶしさを和らげながら室内を明るくしたい | 色・透光性・プライバシー性能 |
| 遮光 | 寝室、西日、映像視聴などで光を抑えたい | 生地だけでなくスクリーン周囲の隙間による光漏れ |
「明るい部屋=採光」「寝室=遮光」だけで決めない
たとえば道路に面したリビングでは、明るさだけでなくプライバシーの確保も必要です。 逆に寝室でも、朝は自然光を取り込みたい場合は、レースと遮光生地を切り替えられるツインスクリーンやトリニティタイプが候補になります。
コードレス・トップダウン・電動はどう使い分ける?
操作方法は見た目だけでなく、 窓の高さ・大きさ・開閉頻度・外からの視線 で決めます。 毎日使う窓では、操作負担まで含めて選ぶことが重要です。
| 操作・スタイル | 向いているケース |
|---|---|
| コードレス | 手の届く窓。操作コードを見せず、すっきり使いたい |
| 上下 / トップダウン系 | 道路沿い、住宅街、隣家が近い窓。視線と採光を両立したい |
| ツインスクリーン | 昼はレース、夜は採光・遮光など、2種類の生地を切り替えたい |
| トリニティタイプ | 上部オープンと複数生地を1台で細かく使い分けたい |
| ループコード | 大きな窓など、コード操作で昇降したい |
| 電動 | 大開口、高い窓、複数台をまとめて操作したい |
| スマートフィット | ドレーキップ窓や傾斜窓など、一般的な昇降式では収まりにくい窓 |
部屋・窓別|ハニカムエコスクリーンの選び方【実例写真】
リビング|明るさと断熱性を両立したい
日中を明るく過ごしたいリビングでは、採光生地を軸に、窓の大きさや方角に合わせてセルを選びます。 外からの視線が気になる場合は、上部から光を取り込めるトップダウン系も有効です。
道路・隣家に面した窓|外からの視線を隠しながら光を入れたい
腰から目線の高さは隠しつつ、窓上部から空や植栽を見たい場合は、トップダウン・ボトムアップの考え方が有効です。 視線を遮るために一日中カーテンを閉め切る必要を減らせます。
寝室|遮光と断熱を優先したい
寝室では遮光生地を中心に検討し、朝日や街灯が気になる場合はスクリーン周囲からの光漏れも確認します。 窓枠内へ設置できる場合は、サイド断熱フレームなどのオプションも比較対象になります。
大開口・高窓|毎日の操作を負担にしない
大きな窓では断熱性能だけでなく、製品重量と日常の操作性が重要です。 頻繁に開閉する大開口や手の届きにくい窓では、電動タイプを含めて検討すると使いやすくなります。
子ども・ペットのいる部屋|コードレスも検討
操作コードを垂らしたくない場合はコードレスタイプが候補です。 グリップを持って上下に操作できるため、窓まわりをすっきり見せながら操作できます。 製品サイズや設置位置によって適する操作タイプは異なるため、採寸時に使用者と使い方を伝えて選びましょう。
ハニカムエコスクリーン選びで後悔しないための5つの確認ポイント
-
「色」より先に必要な性能を決める
断熱、採光、遮光、プライバシーの優先順位を決めてから色を選びます。 -
シングルセルとダブルセルを性能だけで決めない
窓サイズ、たたみ代、見た目、対応する操作タイプまで合わせて確認します。 -
スクリーン周囲の隙間も確認する
遮光・断熱は生地性能だけで決まりません。 取付方法や隙間も影響します。 -
夜の透け方を確認する
採光・レース生地は、室内照明をつけた夜に外からどう見えるかも確認します。 -
操作を毎日の行動として考える
大開口や高窓は、設置後に無理なく開閉できるかを重視します。
色や質感は写真だけでなく、できれば実物サンプルを窓辺で確認してください。 昼の自然光と夜の室内照明では、生地の見え方が変わります。
ハニカムエコスクリーンとロールスクリーンの違いは?
ハニカムエコスクリーンはセル状の空気層による断熱・保温が大きな特徴、ロールスクリーンはフラットな生地を巻き上げるシンプルさが特徴 です。 どちらが優れているかではなく、窓で何を優先するかで選びます。
| 比較 | ハニカムエコスクリーン | ロールスクリーン |
|---|---|---|
| 生地構造 | セル状の空気層 | フラットな一枚生地 |
| 見た目 | プリーツの水平ライン | 面がフラットでシンプル |
| 断熱を優先 | 構造上の強み | 生地性能・設置条件で選ぶ |
| 光・視線の調整 | トップダウン、ツインなど多様な仕様 | 基本はスクリーンの昇降 |
ハニカムエコスクリーン選びでよくある質問
Q. ハニカムエコスクリーンは本当に断熱効果がありますか?
A. ハニカム構造の空気層が熱の移動を抑える仕組みです。 NORMAN®では第三者機関による断熱・保温性能試験も実施しています。 ただし効果は生地、セルサイズ、取付方法、窓条件などで変わります。
Q. シングルセルとダブルセルはどちらがいいですか?
A. 断熱・保温性能を重視する場合は、空気層が二重になるダブルセルが比較の起点です。 一方、窓の大きさや見た目、対応する操作タイプによってシングルセルが適する場合もあります。
Q. リビングには採光と遮光のどちらがいいですか?
A. 日中の明るさを活かしたいなら採光生地が候補です。 西日が強い、映像を見る、外からの光を大きく抑えたいなどの条件があれば遮光生地も検討します。
Q. 寝室にハニカムエコスクリーンは向いていますか?
A. 向いています。 遮光生地を選べるほか、断熱・保温によって窓際の暑さや冷え対策も考えられます。 暗さを重視する場合は、生地だけでなく周囲の光漏れも確認してください。
Q. 外からの視線を隠しながら光を入れられますか?
A. 可能です。 窓下部を覆いながら上部を開けられるトップダウン系の仕様なら、見られやすい高さを隠して上から自然光を取り込めます。
Q. 大きな窓でも使えますか?
A. 製作可能寸法の範囲で対応できます。 大開口では、セルサイズ、分割、製品重量、操作方法をまとめて確認し、必要に応じて電動タイプを検討します。
Q. 子どもやペットがいる家では何を選べばいいですか?
A. 操作コードを垂らさないコードレスタイプが候補です。 窓の高さやサイズによって適する操作方式が異なるため、使用環境に合わせて選びます。
Q. ハニカムスクリーンとロールスクリーン、どちらを選べばいいですか?
A. 断熱・保温を重視するならハニカム構造、フラットでシンプルな見た目を優先するならロールスクリーンが比較の起点です。 光の通し方や操作方法も含めて決めます。
まとめ|「断熱 → 生地 → セル → 操作」の順で選ぶ
ハニカムエコスクリーンは選択肢が多いため、最初から色やデザインだけを見ると迷いやすくなります。 まず 暑さ・寒さ、明るさ、遮光、プライバシーの優先順位 を決め、次に生地、セルサイズ、操作方法を選ぶと整理しやすくなります。
NORMAN® ハニカムエコスクリーンは、レース・採光・遮光、多様なセルサイズ、コードレス、トップダウン系、ツイン、トリニティ、電動などを組み合わせられます。 実際の窓サイズと使い方をもとに、毎日無理なく使える仕様を選ぶことが重要です。
