ローマンシェードを詳しく紹介! 窓まわりの印象を華やかに
窓からの遮光や目隠しのために利用するアイテムといえば、カーテンやブラインドが一般的ですが「ローマンシェード」も注目のアイテムです。今回は、おしゃれで便利なローマンシェードの特徴や種類について紹介します。
ローマンシェードってどんなもの?
ローマンシェードは、窓辺をスタイリッシュに演出するアイテムです。ロールスクリーンが生地を巻き取るのに対し、生地をたたむ構造が特徴。プリーツが美しい陰影を生み、空間に上品さをプラスします。
その歴史は古く、約200年前のヨーロッパで遮光や目隠しとして愛用されてきました。日本では1980年代頃から広まり、今では「ローマンカーテン」や「シェード」とも呼ばれ親しまれています。
素材の選択肢も豊富で、カーテンのような化学繊維や天然素材のほか、すだれのような薄い木材を使ったものまで多種多様。さらに、縫製や畳み上げ方の違いにより、シンプルなデザインから装飾性の高いものまで幅広く展開されています。
スッキリ見せて空間広々、インテリアにも◎
ローマンシェードは上下に開閉する仕組みのため、生地がコンパクトにたたまれ、窓辺でボリュームが出ることがありません。そのため、窓の近くに棚やテーブルが配置されている場合でもスムーズに使え、小窓やカーテンが取り付けにくい場所にも適しています。また、カーテンレールが不要で、簡単に取り付けられるのも大きな魅力です。
さらに、そのスッキリとしたデザインは、視覚的に部屋を広く見せる効果があります。特に柄や質感を楽しめる生地が豊富なため、窓辺がインテリアの一部として部屋全体のアクセントになります。例えば、レース生地と厚手の生地を重ねることで、日中には光を柔らかく取り入れ、夜間にはしっかりとプライバシーを確保するなど、時間帯による使い分けも可能です。
ローマンシェードにはどんな種類があるの?
ローマンシェードには、畳み上げ方や、裾のデザインによっていくつかのスタイルに分けられます。
○ プレーンスタイル
1枚の布を蛇腹式にたたんで開閉する最もシンプルなデザイン。
折り目が付かないため、柄や素材を活かすことができるのが特徴。無地を選べば柔らかな印象を演出し、ナチュラルな空間にぴったりです。
○ シャープスタイル
生地裏に等間隔の細長いバーが入っており、フラットに折りたたむスタイル。
バーによって横のラインが強調され、シャープな印象に。ひだがきれいに収まり、スタイリッシュや和風の部屋にぴったりです。
○ フォールドスタイル
シェードが窓を覆う様子は、まるで美しい滝を彷彿とさせる華やかな印象のデザイン。
厚手生地ではなく柔軟性のある生地を使用することで、エレガントで動きのある空間を作り出します。
○ ピーコックスタイル
シェードを上げると下部が扇のような半円形になる個性的なデザイン。
狭く細長い窓にピッタリですが、半円形部分が上がりきらないため、部屋が暗く感じることがあります。無地や花柄が主流で、ストライプ柄なら個性を引き立てます。
○ バルーンスタイル
シェードを上げると裾が風船のように丸くたたみ上がるデザイン。エレガントで豪華な印象を与え、単体使用はもちろん、カーテンとの組み合わせも楽しめます。ただし、他のスタイルに比べて価格が高めな傾向があります。
光の調整とインテリア効果を両立する方法
ローマンシェードは、カーテンのようにレースとドレープの2種類の生地を吊るすことができ、光の調整や機能性を向上させるだけでなく、インテリアの一部としても楽しめます。生地を重ねることで、シーンに合わせた多彩な演出が可能です。
柔らかい印象のローマンシェードを前にしておしゃれを演出
機能性の高いロールスクリーン生地で遮光性を高めることができる
ローマンシェードは、シンプルでありながら奥深い魅力を持っています。ボリューム感が少なく、すっきりとした印象を与える一方で、選ぶスタイルによって部屋の雰囲気を大きく変えることができます。エレガントな雰囲気を演出したり、スタイリッシュな空間に仕上げたり。さらに、異なる種類のシェードを組み合わせることで、より個性的で自分らしい空間を作ることができます。自由自在にコーディネートを楽しみながら、理想の部屋を実現してみましょう。