みねぎし くみ氏による特別講演『財産になるインテリア』を開催
2025年4月23日、NORMAN® ショールームにて、インテリアデザイナー みねぎし くみ氏 をお招きした特別講演会『インテリアデザイナーが選ぶ 財産になるインテリア』を開催いたしました。
空間の価値を高めるための本質的な“選択”とは何か?
実例をふんだんに交えながら、みねぎし氏ならではの視点で語られた本講演は、会場に集まった皆様から大きな関心と共感を呼びました。
講師紹介:みねぎし くみ 氏
本講演の講師を務めた みねぎし くみ 氏 は、インテリアデザイン設計事務所
Kumi Minegishi Luxe design art & interior の代表。空間全体をトータルに設計・監修するプロフェッショナルとして、多くの住宅・商業空間のインテリアデザインを手がけています。
経歴と活動実績
1988年にK&associates設計部に所属し、その後、株式会社CPO、IMA建築設計事務所を経て、ミサワリフォーム株式会社 高井戸本社開発事業部にて活躍。
同社在籍中は、社内デザイン賞を連続で受賞し、「府中交通公園SL駅舎デザイン設計」「東芝府中寮新築設計業務」など、数々のプロジェクトを担当されました。
リノベーション後に、空間に合わない家具が選ばれてしまうという現実を目の当たりにし、「引き渡し後まで見据えたデザイン提案を実現したい」という想いから独立。
現在は、ML(モダンリビング)認定コーディネーターとしても活動しており、機能性と美意識を両立させた空間づくりに定評があります。
宿泊施設プロデュース
みねぎし氏が手がけた宿泊施設 『住むように暮らす atelier 桜梅庵』 では、 天然素材の心地よさを体感できる設えが好評を博しており、都内の自然豊かな環境の中で“暮らすように泊まる”滞在体験を提供しています。
第1部:『財産になるインテリア』とは?
実例①「クラシカルモダンな都心の住まい」
講演は、都心に暮らすご夫婦と愛犬2匹のリノベーション事例からスタート。
100㎡を超える3LDKをスケルトンにし、上品でクラシカルな空間に再構成された住まいは、「1950年代のNYタウンハウス」をイメージ。
ホワイトインテリアを基調に、壁紙・モールディング・照明・アートを厳選し、“整った佇まいと心地よさ”が共存する住空間が紹介されました。
✅ アカンサス柄の壁紙とレクリント照明
✅ アートと連動したオーダー家具・マントルピース
✅ 高窓やドレープ、寄木調タイルでの立体演出
天井高の低さに対する工夫、天井の変化による空間のゾーニングなど、設計面でのアイデアにも注目が集まりました。
実例②「暮らしに色彩と記憶を宿すインテリア」
続いて紹介されたのは、豊富な書籍や思い出の品を大切にする施主のための、断熱・バリアフリー改修を含む住まいの事例。
国内外の壁紙を200点以上取り寄せながら、空間に合う配色と素材を一つひとつ選定。
照明・アールデコ・モールディングなどを織り交ぜた洗練された室内空間は、「長く暮らしながら価値を深める」という考えを体現していました。
🪟 カーテンのドレープやバランスにも独自の工夫
🖼 壁面装飾は展開図で緻密に設計
💡 暗さを改善する照明配置や色彩計画の妙
Houzz上のレビューでも「思い出を尊重してくれたことが嬉しかった」との声が寄せられ、印象深い事例となりました。
第2部:人生100年時代におけるインテリアのあり方
実例③④⑤「ライフステージに寄り添う3度のリノベーション」
一組のご夫婦から、7年の間に3度にわたって依頼されたプロジェクトもご紹介いただきました。
いずれもライフスタイルの変化と共に「暮らしの夢を叶える空間」が生まれており、人生100年時代においてインテリアが果たす役割の大きさを感じさせます。
・1回目(2016年):薔薇とアフタヌーンティーが似合う「宮殿風の住まい」
・2回目(2020年):「リアル・リカちゃんハウス」がテーマのプライベートサロン
・3回目(2023年):ヴィクトリアンスタイルを活かした上質なリビングダイニング
家具・照明・アート・壁紙・建具まで、施主の趣味や物語に寄り添うトータルプロデュースが高く評価され、次回のリフォーム予約もすでに予定されているとのことでした。
第3部:私とNORMAN®
最後のセクションでは、NORMAN®のウッドシャッターやスマートドレープシェードを取り入れたリノベーション事例をご紹介いただきました。
実例⑥「日本家屋×ウッドシャッターの融合」
和建築の住宅をリノベーションした空間では、NORMAN®のシャッターが自然光の揺らぎを引き立て、外との繋がりを心地よく演出。
「色の提案、施工納まりへの工夫、技術力の確かさ」が、クライアントの期待に応える空間づくりに繋がったと語られました。
住むように暮らす『atelier 桜梅庵』
講演の最後には、みねぎし くみ氏が自ら設計・監修を手がけた宿泊施設『atelier 桜梅庵(おうばいあん)』についてもご紹介いただきました。
東京都内でありながら自然に囲まれた環境に建つこの施設は、築年数を経た日本家屋を最低限の改修で活かした“平屋のヴィンテージハウス”。
水まわりを中心に丁寧にリノベーションが施され、ゲストが「暮らすように泊まる」ことができる静かな時間が流れています。
室内には、みねぎし氏が大切にする天然素材の質感がふんだんに用いられ、光や空気、音といった感覚が引き立つよう設計されています。
また、リビングにはNORMAN®のスマートドレープシェードが採用されており、和の空間にやわらかな光を届ける演出が訪れる人々の心を癒します。
「空間づくりは、暮らしの記憶とともにあるもの」
── 桜梅庵は、その哲学を体現した場所となっています。
講演を通して伝えられたこと
みねぎし氏が繰り返し伝えられていたのは、「インテリアに正解はない」というメッセージ。
流行を追うのではなく、クライアントの価値観や個性を丁寧に引き出し、それをかたちにするプロセスこそが、「財産になるインテリア」につながると語られました。
そしてそのためには、信頼できる製品とスタッフとの連携が欠かせないと締めくくられ、NORMAN®製品への信頼と期待を改めて感じる時間となりました。
みねぎし氏よりご紹介いただいたNORMAN®製品
講演会ダイジェスト動画はこちらから
編集後記
今回の講演には、一般のお客様に加えて、インテリアコーディネーターやデザイナー、設計士など、空間づくりのプロフェッショナルの方々にも多数ご参加いただきました。
みねぎし氏がご紹介くださった多くの事例には、空間全体の設計から家具、アート、照明、ウィンドウトリートメントに至るまで、一貫したコンセプトのもとで丁寧に構築された空間のあり方が示されており、プロの方々にとっても学びの多いひとときとなったのではないでしょうか。
特に、みねぎし氏は「日本の住宅は窓が大きいので、ウィンドウトリートメントは空間に大きな影響を与える」と述べ、快適な生活を送るうえで“機能性”と“デザイン性”の両立が重要であると語られました。
空間の中で自然と視界に入り、光や空気の印象まで左右する窓まわりの存在を、家具や建具と同様に“空間の一部”として丁寧に選ぶことの大切さを、あらためて感じる時間となりました。
今回の講演は、参加された皆様の“これからの住まいのヒント”となる時間となりました。
NORMAN®では今後も、暮らしの質と価値を高めるインテリアの魅力を発信してまいります。ご来場、誠にありがとうございました。
NORMAN®ショールームのご案内
講演でもご紹介のあったウッドシャッターやスマートドレープシェードをはじめ、NORMAN®では多彩な窓まわり製品を実際にご体験いただけるショールームを展開しています。
空間における光の入り方、操作性の違い、素材やカラーの質感など、製品の特徴を五感で体感しながら検討できる場として、個人のお客様はもちろん、設計・インテリア関係のプロの皆様にもご好評をいただいています。
▼ショールーム予約はこちら▼
ご予約のうえご来場いただくことで、製品に精通した専門スタッフが空間の用途やご希望に合わせたご提案をさせていただきます。
新築・リフォームをご検討中の方や、設計・施工に関わるご担当者様もぜひお気軽にお越しください。

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