<徹底解説>ハニカムエコスクリーンの基本|メリット・注意点
窓まわりを彩るアイテムといえば、カーテンやブラインドを思い浮かべる方が多いかもしれません。でも、もっと快適でスタイリッシュな選択肢があることをご存じですか?それが「ハニカムエコスクリーン」です。シンプルなデザインに加え、断熱効果でお部屋の快適さをぐっと引き上げるこのアイテムは、いま注目の窓装飾。
「ハニカム」とは蜂の巣を意味し、ハニカムスクリーンの独特な六角形の構造が空気層を作り出し、断熱性や保温性を実現します。その機能性と洗練されたルックスから、住宅でもオフィスでも選ばれる理由がたくさん。
この記事では、ハニカムスクリーンの魅力やメリット・デメリットを徹底解説!新しい窓装飾の可能性にワクワクする一歩を踏み出してみませんか?
ハニカムエコスクリーンの最大のメリットは断熱性能!
住宅で最も熱エネルギーの出入りが多いのは「窓」です。そのため、窓の断熱性能を高めることが、家全体の快適さを向上させるカギとなります。
ハニカムエコスクリーンは、プリーツ生地を立体的に組み合わせた構造で、中空層が断熱材の役割を果たします。この六角形の空洞が、窓と部屋の間に空気の層を作り、冷暖房効率をアップ。夏は強い日差しを遮り、冬は外の冷気をシャットアウトして、快適な温度を保ちます。
また、ハニカムスクリーンは吸湿性が低く、水分をほとんど吸わないため、濡れても乾きやすいという特徴があります。また、保温性を体感するなら、寒い日の朝や夜がおすすめです。スクリーンを設置した窓とそうでない窓に近づき、寒さの違いを比べてみましょう。ハニカムスクリーンがあると、窓際でも寒さをほとんど感じなくなることが実感できます。
さらに、紫外線もカットできるため、家具や床の日焼け防止にも役立ちます。取り付けるだけで、省エネ効果と快適な住環境を実感できる優れものです。
温度調整だけじゃない、心地よい採光も実現
断熱性能に加え、注目したいのが光の演出力です。その構造により、強い日差しを柔らかな光に変え、まるで障子越しのような趣ある採光が楽しめます。完全遮光ではなく自然光を取り込みながら、優しい空間を演出できるため、リビングや寝室など幅広いシーンで活躍します。
また、光を通すことで生まれる独特のグラデーションが、空間に洗練された雰囲気をプラス。和室にも洋室にもなじむデザイン性も魅力で、特に和室では柔らかな光の質感が雰囲気を引き立て、豊富なカラーバリエーションが新しい窓装飾の可能性を広げます。
圧迫感を解消! 空間を軽やかに演出するデザイン
ハニカムエコスクリーンは、従来のカーテンとは異なり、すっきりとした見た目が魅力です。遮光時には一般的なカーテンのような“もたっと感”がなく、出幅も抑えられるため、空間に余白を生み出します。
また、たたみ代が少ないため眺望を妨げにくいのが特長です。これはカーテンだけでなく、他のウィンドウトリートメントと比べても優れたポイントといえます。ハニカムエコスクリーンを選べば、窓まわりの印象が変わり、広々とした空間を楽しめるでしょう。
- たたみ代:カーテンやシェード、ブラインド類を全開したときに、たたまれて残る生地やスクリーン・羽根の厚みのこと
ハニカムエコスクリーンのデメリットとその解決策
ハニカムエコスクリーンには多くのメリットがありますが、購入を検討する際にはいくつか注意すべきポイントも存在します。以下に挙げる3つの点に気を付けることで、より快適に使用することができます。
1、メンテナンス性
その構造と材質上、カーテンのように洗濯できません。また、蛇腹状の構造ゆえほこりが気になる方も。定期的にハンディモップや柔らかい布で掃除することで、清潔さを保ち、製品の耐久性を高めることができます。
2、通気性
通気性はレースカーテンやブラインドに比べて若干劣るため、風通しが気になる場合もあります。ただし、「トップオープン(上部開口タイプ)」と呼ばれる、スクリーンの上部を開けられる仕様もあり、通気性を改善することが可能です。
3、安全性
上げ下げに用いるループコードやチェーンは、子どもやペットにとって窒息や怪我の危険性があります。しかし、コードレスタイプや電動タイプの製品を選ぶことで、これらのリスクを軽減し、安全性を向上させることができます。
優れた断熱性とおしゃれなデザインを兼ね備えたハニカムエコスクリーン。メリットを活かしつつ注意点を押さえることで、より満足度の高い空間が実現できます。最新の省エネシェードで暮らしをより豊かにしませんか。