断熱・防寒対策におすすめ! ハニカム構造のシェードを試してみよう
防寒対策といえば、エアコンやヒーターを思い浮かべる人も多いでしょう。しかし実は『冷たい室外の空気と、温かい室内の空気をいかにして遮断するか』も防寒において大切なポイントとなります。そこで、窓から出入りする熱を遮断するのに効果的な「断熱ブラインド」について解説していきます。
断熱ブラインドの秘密はハニカム構造
ブラインド本来の遮蔽効果に加えて、高い断熱性を備えたものが「断熱ブラインド」と呼ばれており、その代表格が「ハニカムエコスクリーン」です。
生地を横から見ると、内側が空洞になっている六角形が縦に並んでつながっているような形状をしています。その見た目がハチの巣を思わせることからハニカム構造と名付けられました。
この構造が高い断熱性を生み出す理由は、六角形の空洞内に存在する空気にあります。熱は冷たいほうから温かいほうへ、温かいほうから冷たいほうへと相互に伝わっていく性質を持ちます。そのため、薄いガラスだけで室外と室内を隔てている窓のような場所では、自然と熱の出入りが多くなってしまいます。六角形の空洞が連なったハニカム構造は、いわば1枚の空気の層です。このハニカム構造の空気の層が室外と室内を遮断することで、熱の出入りが軽減され高い断熱効果が生み出されます。
注目すべき防寒効果と省エネ効果! 冬だけでなく夏にも有効
冬のように室内の温度が外より高い場合、窓を介して室内の温度が失われる熱損失は、全体の約半分を占めるといわれています。熱の伝わりやすさを示す熱貫流率が高いほど熱損失は大きくなり、断熱ブラインドはこの熱貫流率を下げる役割を果たします。一般的な窓の熱貫流率は約7であり、断熱ブラインドを設置することで約2.5まで下げることができます。つまり、窓からの熱損失を約64%軽減できるといえます。それだけでなくエアコンやヒーターなどを効率的に稼働させることができるため、省エネ・電気代節約の効果も期待できます。
さらに、断熱ブラインドの効果は夏にも現れます。窓は光が入ってくる場所ですから、夏には強い熱を帯びた日差しの通り道になります。空気の層を持つ断熱ブラインドなら、日差しの熱を遮断することができ、冷房の効いた空気の冷たさを外に逃がしにくくなるので、やはり省エネにつながります。
生地タイプ別 遮熱・保温効果率
遮熱効果率 | 保温効果率 | |
---|---|---|
採光生地 | 23.7 ~ 55.7% | 35.6 ~ 48.9% |
遮光生地 | 69.0% ~ 78.7% | 46.9 ~ 60.9% |
- 上記の数値は、既定の条件下に基づく測定値であり、保証値ではありません。
断熱ブラインドは生地によっていろいろなバリエーションがある!
断熱ブラインドは生地によって、光を採り入れる「採光」、光を遮る「遮光」、燃えにくい加工が施された「防炎」などの種類があります。
また、空気の層がシングルのものやダブルのものもあり、空気の層が多くなるほど断熱性も高まります。さらに操作方法やスクリーンの枚数もいくつかパターンが用意されているので、部屋の雰囲気や窓の大きさなど幅広い用途に合わせて選ぶことが可能です。
毎年の防寒対策に工夫を加えてみたいと考えている人は、ハニカム構造の断熱ブラインドを試してみてはいかがでしょうか。

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